さいたま市のアソマナ学園フリースクールは
小学生〜高校生までの不登校や発達障害の学習支援を行っています!

目次

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『不登校と引きこもりの違いは何だろう?』『学校へ行けない子どもにどう対応すればよいのだろう?』と悩んでいませんか。

初めての経験で戸惑っている方も少なくないでしょう。

ここでは、不登校と引きこもりの違いを解説するとともに、子どもが不登校、引きこもりになる主な原因、子どもが不登校、引きこもりになったときに保護者が心がけたい対応などを紹介しています。

不登校や引きこもりについて理解を深めたい方は参考にしてください。

不登校と引きこもりの違い

不登校と引きこもりは、以下のように異なります。

不登校とは

「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保に関する法律」で、不登校は次のように定義されています。

相当の期間学校を欠席する児童生徒であって、学校における集団の生活に関する心理的な負担その他の事由のために就学が困難である状況として文部科学大臣が定める状況にあると認められるものをいう。

引用:e-GOV法令検索「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(平成二十八年法律第百五号)」

「文部科学大臣が定める状況」は以下の通りです。

何らかの心理的、情緒的、身体的若しくは社会的要因又は背景によって、児童生徒が出席しない又はすることができない状況(病気又は経済的理由による場合を除く。)

引用:e-GOV法令検索「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律第二条第三号の就学が困難である状況を定める省令(平成二十九年文部科学省令第二号)」

「相当の期間」は、年間30日以上を指します。

出典:文部科学省「不登校の現状に関する認識」

引きこもりとは

厚生労働省は、引きこもりを次のように定義しています。

様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6カ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者とかかわらない形での外出をしてもよい)

引用:厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」

不登校が6カ月以上続くと、引きこもりとみなされる場合があります。

不登校や引きこもりになる原因

不登校、引きこもりの主な原因は次の通りです。

関連記事:不登校の悩みはどこで相談できる?窓口や専門機関などを紹介

精神的な問題

不登校、引きこもりの原因として、精神的な問題があげられます。

文部科学省が発表している資料によると、不登校児童生徒の76.5%が「不安・抑うつの訴え」を不登校の要因としてあげています。

具体的な原因には、成績の低下や進路の悩み、教職員への反発、制服や給食、行事への不適応などが挙げられます。

出典:文部科学省「不登校の要因分析に関する調査研究 報告書」

いじめ

いじめも不登校、引きこもりの主な原因です。

文部科学省が発表している資料によると、不登校児童生徒の26.2%が「いじめ被害」、2.6%が「いじめ加害」を不登校の要因としてあげています。

いじめの存在を十分に認識できていない教師が多い点も重要な課題です。

「いじめ被害」が不登校のきっかけと考えている教師は4.2%しかいません。

教師と児童間の認識のギャップを理解し、適切に対応することが重要です。

出典:文部科学省「不登校の要因分析に関する調査研究 報告書」

人間関係の問題

人間関係の問題も、不登校の原因になりやすいといえるでしょう。

文部科学省が発表している資料によると、不登校児童生徒の24.8%が「いじめ以外の友人関係のトラブル」、19.9%が「学校内で友達と関わることが少ない」、16.7%が「教職員とのトラブル、叱責等」を不登校の要因としてあげています。

厚生労働省が発表している資料で、20.8%(調査の対象:15歳~39歳)が「人間関係がうまくいかなかったこと」を引きこもり状態になった理由としてあげている点もポイントです。

友人関係のトラブルが、不登校や引きこもりにつながる場合もあります。

出典:文部科学省「不登校の要因分析に関する調査研究 報告書」

出典:厚生労働省「令和5年版 厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会-」

無気力

モチベーションの低下も、不登校やひきこもりにつながる恐れがあります。

文部科学省の調査で不登校児童生徒の7.2%が「授業が簡単すぎた」ことを不登校の要因、厚生労働省の調査で11.8%が「特に理由はない」を引きこもり状態になった理由としてあげています。

学校生活を続けるには、適度な刺激が必要です。

出典:文部科学省「不登校の要因分析に関する調査研究 報告書」

出典:厚生労働省「令和5年版 厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会-」

家族間の問題

家族間の問題も、不登校や引きこもりの原因になりえます。

不登校児童生徒が不登校になった要因として、家族間の問題に関連するものは次の通りです。

家族が関わる不登校の要因 割合
親子の関わり方 13.7%
家庭の生活環境の急激な変化 9.3%
家庭内の不和 5.2%
家族の介護等 1.9%

家族間の問題は、子どもにさまざまな影響を与えます。

不登校や引きこもりの原因を考えるときは、家族関係を見直すことも大切です。

関連記事:発達障害ではないけれど集団行動が苦手な子の特徴と意識したい対応

親が子どもにできる対応

子どもが不登校や引きこもりになった場合、保護者はどのように対応すればよいのでしょうか。

保護者が心がけたい対応を紹介します。

関連記事:不登校の子どもに対する親の接し方と心得|長期化させない適切な対応

子どもの話を聞く

まずは、子どもの話を傾聴しましょう。

ポイントは、どのような内容であっても否定せず受け入れることです。

「甘えているだけ」など保護者の意見を押し付けると、勇気を振り絞って話をしている子どもを傷つけてしまう恐れがあります。

信頼を失うと、子どもが話してくれなくなる可能性があります。

話を聴くときは、相槌を打って聴いている姿勢を示す、子どもが話したくないことは聞かないなどを心がけることが大切です。

子どもを焦らせない

子どもが不登校や引きこもりになると、今後のことを心配する保護者が多いはずです。

できるだけ早く学校へ戻ってほしいと思うかもしれませんが、復帰を強く勧めたり、学校の話をしつこくしたりして、子どもを焦らせることはおすすめできません。

落ち着いて過ごせる場所を失ってしまうため、子どもがゆっくり休めなくなってしまいます。

さらに、無理に学校へ戻しても、準備が整っていない場合は不登校や引きこもりを繰り返す可能性があります。

子どものペースに合わせながら、サポートをしていくことが大切です。

子どもの友達に協力を仰ぐ

子どもが希望する場合は、お友達に協力を仰ぐとよいかもしれません。

人間関係の躓きや心のモヤモヤを解消するきっかけになることがあります。

一方で、子どもが考える「ダメな自分」を再認識するきっかけにもなりえます。

したがって、協力を仰ぐタイミングと協力を頼むお友達には注意が必要です。

現状を気にせず接してくれる友人や、学校への復帰を強く勧めない友人であれば、子どもも接しやすいでしょう。

担任やスクールカウンセラーと連絡を取る

担任やスクールカウンセラーと連絡を継続することで、学校とのつながりを保ち、孤立を防げます。また、個別の支援も受けやすくなるため、子どもへのサポートがしやすくなります。

例えば、定期的な連絡で相互理解が深まり、担任の関わり方が変わったり、子どもの意識が変わったりすることがあります。

関連記事:子どもが不登校になったときに意識したい親の対応と不登校と親の関係

原因が学校の場合

学校に不登校や引きこもりの原因がある場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。

検討したい対処法を紹介します。

転校をする

学校にある不登校、引きこもりの原因を取り除けない場合は、転校を検討するとよいでしょう。

親子に負担がかかるものの、環境を変えることで、不登校や引きこもりが改善する可能性があります。

ただし、転校によりすべての子どもが学校へ戻れるわけではありません。

不登校の原因を見極めてから、転校を検討することが大切です。

フリースクールを利用する

フリースクールは、不登校の子どもに対し、学習活動や教育相談、体験活動などを提供している民間の施設です。

同じような悩みを持つ友人ができる、自宅以外の居場所を提供できる、学校と同様の学習ができるといったメリットがあります。

一定の要件を満たすと出席扱いになるため、学校に原因がある場合はフリースクールの利用も検討できます。

出典:文部科学省「義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指 導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」

ネット通学を利用する

学校に原因がある場合は、ネット通学の利用を検討することもできます。

ネット通学は、オンライン授業を中心に学習する通学方法といえるでしょう。

アバターを用いた交流やオンラインのグループワークを通じて、コミュニケーション能力や主体性を育むことが期待できます。

子どもとの相性を考えて、検討を進めてみてはいかがでしょうか。

子どもが不登校、引きこもりになったら焦らずに対応

ここでは、不登校、引きこもりの原因や保護者ができる対応などを解説しました。

主な原因として、人間関係の問題や家庭の問題があげられます。

不登校の子どもには、話をよく聞き、焦らずに対応することが重要です。

学校に原因がある場合は、フリースクールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

フリースクールをお探しの方は、自己効力感の向上を目指して支援しているアソマナ学園にご相談ください。

92%の小学生、87%の中学生が、自分の意思で学校へ戻ることを選択しています(2023年度実績)。

監修者

非営利活動法人アソマナ代表理事太田樹男

太田 樹男 理事

日本で初めて障害者のダイビングスクールを開校し800名以上の障害者の人達にダイビングを提供。
海の自然学校アソマナ学園で障害のある子供たちとの触れ合いを通じて運動による発達支援プログラムを提供。その後保護者の方達の要望により学習支援も開始。
現在『フリースクールアソマナ学園』、『アソマナアカデミー』、『アソマナアカデミーランゲージスクール』、『海の自然学校「勇気と希望の教室」』、『障害者ダイビング指導団体HSA JAPAN』を主宰。

有限会社エス.イーエー代表取締役

特定非営利活動法人アソマナ代表理事

特定非営利活動法人HSA JAPAN代表理事

特定非営利活動法人JSC 理事

潜水捜索救難協会 代表理事

フリースクールアソマナ学園 開校

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