さいたま市のアソマナ学園フリースクールは
小学生〜高校生までの不登校や発達障害の学習支援を行っています!

目次

中学受験の際、「不登校が受験に不利になるのではないか」と心配される保護者の方は多いのではないでしょうか。

しかし、不登校であっても中学受験が可能で、十分に合格を目指せます

 

この記事では、不登校でも中学受験できる理由や、中学校選びのポイントを解説します。

 

中学受験のための効果的な勉強方法も紹介するので、保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

 

不登校でも中学受験できる?

多くの私立中学校では、学力試験のみで合否を決定するため、学校に通っていないことが直接的なハンディキャップとはなりません。

 

たとえば、文部科学省のデータによると、中学生の約7%が私立中学校に通っており、とくに東京都内ではその割合が25%にも達しています。

私立中学校は、公立中高一貫校と異なり、小学校の内申書や出席日数を重視しない場合が多いです。

 

これにより、不登校の子どもでも公平に受験できるのです。

さらに、多くの私立中学校では特別な支援が必要な生徒に対するサポート体制も整っています。よって、不登校の背景を理解したうえでサポートしてくれる学校も増えています。

 

また、中学受験を通じて新しい環境で再スタートを切れると、これまでの学校生活をリセットすることが可能です。これにより、心機一転して学ぶ意欲を取り戻すケースも見られます。

 

ただし、公立校の場合は内申点が影響することが多いため、公立校を選択する場合は注意が必要です。

出典:文部科学省「学校基本調査-令和元年度結果の概要-」

 

関連記事:不登校の勉強の遅れは取り戻せる!学習のポイントと7つの勉強法

不登校が中学受験で不利にならない理由

不登校の子どもが中学受験に挑戦するとき、不利にならない理由が2つあります。

 

  • 内申点(調査書)が重要でないケースがある
  • 欠席日数を重視しない中学校もある

 

それぞれ見ていきましょう。

 

理由①内申点(調査書)が重要でないケースがある

中学受験で内申点が重要視されるかどうかは学校によって異なります。

公立中高一貫校や一部の難関私立中学校は、小学校の成績を点数化して合否判定に用いるため内申点が影響します。

 

一方、多くの私立中学校では学力試験の結果を重視し、内申点や調査書の評価はあまり見ていません。

そのため、不登校であっても受験に影響を及ぼすことは少ない傾向にあります。

 

理由②欠席日数を重視しない中学校もある

公立中高一貫校や一部の難関私立中学校では、欠席日数が合否判定に影響しがちです。

 

一方、私立中学校では学力試験の結果がよければ、欠席日数が多くても合格できる可能性があります。

 

そのため、不登校であっても不利になることは少なく、適切な準備とサポートを受け、学力を高めることで合格率が高まります。

 

不登校の子どもが中学受験するメリット

不登校の子どもが中学受験をすることで得られる、おもなメリットを3つまとめました。

 

  • 興味関心や個性に合った中学校に通える
  • 教育環境が整った中学校に通える
  • 似たタイプの生徒と出会える可能性がある

 

それぞれ見ていきましょう。

 

メリット①興味関心や個性に合った中学校に通える

中学受験を通じて、子ども自身の興味関心や個性に合った学校を選ぶことが可能です。

私立中学校はそれぞれ特色が異なり、理系に強い学校や芸術に力を入れている学校など、さまざまな選択肢が存在します。

 

これにより、子どもが自分の興味を持っている分野でのびのびと学べ、学校生活に前向きに取り組むことが期待できます。

 

メリット②教育環境が整った中学校に通える

私立中学校は一般的に教育環境が整備されており、最新施設や充実したカリキュラムが提供されています。

たとえば、実験設備が充実している理系特化型の学校や、プログラミング教育に力を入れている学校などがあげられます。

 

また、教育方針も学校ごとに異なるため、子どもに合った教育方法の選択が可能です。

これにより、学習意欲が高まり、よりよい成績を収められるでしょう。

 

メリット③似たタイプの生徒と出会える可能性がある

中学受験を経て入学する学校には、同じような興味関心や価値観を持つ生徒が集まります。

これにより、子どもは似た者同士で人間関係を築きやすくなり、学校生活がより充実したものになります

 

とくに不登校経験のある子どもにとって、理解し合える友人ができることは大きな支えとなるでしょう。

学校行事や部活動を通じて、共通の目標を持つ仲間と協力することで、社会性や協調性も養われます。

 

不登校から中学受験するときにチェックしておくべき項目

不登校から中学受験を考える際に、重要なポイントを事前にチェックすることで、子どもがよりよい環境で中学校生活を送れます。

 

  • 子どもや家庭環境が中学受験に向いているか
  • 受験する中学校が子どもに合っているか

 

詳しく見ていきましょう。

 

子どもや家庭環境が中学受験に向いているか

中学受験は子どもだけでなく、家庭全体での協力が欠かせません。

以下に、中学受験に適している子どもの性格と家庭環境をまとめました。

 

子どもの特徴
  • 学ぶことに対して興味や楽しさを感じている
  • 将来の目標や学びたい分野がはっきりしている
家庭環境の特徴
  • 保護者が受験勉強をサポートできる環境が整っている
  • 家族全体で子どもを応援し、精神的なサポートができる

 

これらの要素が揃っている家庭は、子どもにとって中学受験が成功しやすい環境といえるでしょう。

関連記事:不登校中に利用できる6つの居場所と居場所に求めたい基本的な条件

 

受験する中学校が子どもに合っているか

受験する中学校が、子どもの性格や学習スタイルに合っていることが重要です。

子どもが快適に通える環境を見つけるポイントをまとめました。

 

学校の特徴
  • 教育方針やカリキュラムが子どもに合っているか
  • 学校の設備やサポート体制が充実しているか
確認方法
  • 学校説明会やオープンスクールに参加する
  • 学校の先生や在校生と直接話をする機会を持つ

 

これらの情報を元に、子どもが安心して通学できる学校を選びましょう。

無理にレベルの高い学校を選ぶよりも、子どもに合った学校を見つけることが重要です。

 

不登校の子どもに合った中学校選びのポイント

どの学校に入学するかによって、子どもの将来が大きく変わる可能性があります。ここでは、学校選びのポイントを3つ解説します。

 

  • レベルが高すぎる中学校は狙わない
  • ストレスが少ない中学校を選ぶ
  • 支援体制が充実している中学校を選ぶ

 

それぞれ見ていきましょう。

 

ポイント①レベルが高すぎる中学校は狙わない

「より優秀な学校に通わせたい」という気持ちは理解できますが、子どもの学力レベルに合った学校を選ぶことが重要です。

無理に学力レベルの高い学校を選ぶと、受験勉強のプレッシャーが大きくなり、子どもがストレスを抱える原因となります。

 

中学受験の偏差値は高校や大学受験とは異なり、全小学生の中でもとくに学力の高い層が受験します。

そのため、偏差値50でも高いレベルと考えましょう。

 

ポイント②ストレスが少ない中学校を選ぶ

通学時間や学校生活が子どもにとって負担にならない学校を選ぶことが大切です。

通学時間が長いと自由な時間が減り、疲労やストレスが溜まりやすくなります。

リラックスできる環境が整っている学校を選ぶことで、子どもが健やかに学校生活を送れるでしょう。

 

また、学校の雰囲気や教師の対応も見落としてはならないポイントです。

子どもが長期間通うためには、丁寧なサポートで気にかけてくれる環境が揃った学校を選ぶことが重要です。

 

ポイント③支援体制が充実している中学校を選ぶ

不登校経験のある子どもにとって、再発を防ぐための支援体制が整っている学校を選ぶことが不可欠です。

たとえば、以下のポイントをチェックしてください。

 

  • 塾や自宅学習での出席扱いが可能か
  • 保健室登校や補習などのサポートがあるか
  • スクールカウンセラーが勤務しているか

 

これらのサポート体制が充実している学校を選ぶことで、子どもが安心して通学できる環境が整います。

 

不登校の子どもに合った中学校かどうかを見極めるには?

子どもに合った学校かどうかを見極めるには、学校説明会に参加することが大切です。

学校説明会は、学校側が教育方針やカリキュラム、校内の雰囲気などを紹介する場で、実際に学校を訪れることで得られる情報が多くあります。

とくに、以下のポイントを押さえておきましょう。

 

ポイント 詳細
学校の雰囲気と教育方針 パンフレットやウェブサイトでは分からないリアルな空気感
支援体制の充実度 不登校経験のある子どもに対する具体的なサポート内容や体制
通学の利便性 通学時間や交通手段

 

実際の訪問を通じて入学後のイメージを持ち、学校を選びましょう。

 

中学受験のための勉強方法

中学受験は、小学校の勉強に加えて、受験特有の対策が必要です。

ここでは、2つの勉強方法を解説します。

 

  • 私立の中学受験
  • 公立の中学受験

 

それぞれ見ていきましょう。

 

私立の中学受験

私立中学の入試は、学校ごとに試験内容がさまざまです。国語・算数・理科・社会の4科目の受験が必要だったり、2科目や1科目のみの受験で済んだりする場合があります。

また、思考力や表現力を問う適性検査が行われることも。

 

私立中学受験の勉強方法のポイントを以下にまとめました。

 

基礎力の充実 小学校で学ぶ基礎知識を固めること

※自主学習で対応可能

応用力の養成 算数の特殊な解法や理科の実験問題など、中学受験特有の応用力

※塾で対策が有効

過去問演習 志望校の過去問を解き、出題傾向を把握する

 

上記を押さえ、実践力をつけましょう。

 

公立の中学受験

公立中高一貫校の入試は、適性検査と小学校の調査書で総合的に判断されます。

適性検査では、教科横断型の問題や資料を活用した記述問題が主流です。

 

公立中学受験の勉強方法のポイントを以下にまとめました。

 

適性検査対策
  • 教科書だけでは対応が難しいため、適性検査に特化した塾や教材を利用する
  • 問題文を読み解く力や、自分の意見を論理的に表現する力を養う
調査書の評価向上 小学校の成績や生活態度が点数化されるため、日常の学習や生活習慣を整える

 

受験の結果だけでは合格できない可能性が高いため、日頃の学校生活から受験可能か判断しましょう

 

まとめ

不登校の子どもが中学受験を通じて新しい環境で再スタートを切るためには、学校の雰囲気や教育方針などを確認することが大切です。

また、私立と公立の中学受験の勉強方法も、それぞれの特徴に合わせた対策が求められます。

 

もし、不登校や中学受験に関するお悩みがある場合は、アソマナ学園にご相談ください。

当学園では、最新の脳科学に基づいた個別対応のカリキュラムや、便利な送迎便も完備しており安心です。

また、教育相談やLINEでのカウンセリングも行っており、保護者の方のサポートも充実しています。

子どもたちが自信を持って学校生活を送れるように、全力でお手伝いします。

監修者

非営利活動法人アソマナ代表理事太田樹男

太田 樹男 理事

日本で初めて障害者のダイビングスクールを開校し800名以上の障害者の人達にダイビングを提供。
海の自然学校アソマナ学園で障害のある子供たちとの触れ合いを通じて運動による発達支援プログラムを提供。その後保護者の方達の要望により学習支援も開始。
現在『フリースクールアソマナ学園』、『アソマナアカデミー』、『アソマナアカデミーランゲージスクール』、『海の自然学校「勇気と希望の教室」』、『障害者ダイビング指導団体HSA JAPAN』を主宰。

有限会社エス.イーエー代表取締役

特定非営利活動法人アソマナ代表理事

特定非営利活動法人HSA JAPAN代表理事

特定非営利活動法人JSC 理事

潜水捜索救難協会 代表理事

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