さいたま市のアソマナ学園フリースクールは
小学生〜高校生までの不登校や発達障害の学習支援を行っています!

目次

中学生のお子さんが不登校になると、親としてどうすればいいのか悩まれる方は少なくありません。

不登校の子どもへの対応は1つではなく、状況や原因によって適切な関わり方が変わってきます。

 

本記事では、中学生の不登校の原因や学年別の特徴、具体的な対応方法までを解説します。

ぜひ参考にして、お子さんの気持ちに寄り添いながら、一緒に前向きな一歩を踏み出すヒントにしてください。

 

中学生が不登校になる主な原因

中学生が不登校になる原因は、思春期特有の心身の変化や学業面での負担など、多岐にわたります。

以下のような要因が代表的です。

 

  • 人間関係のトラブルやいじめ
  • 成績や受験へのプレッシャー
  • 家庭環境の変化や家族との不和

 

学校へ行くことが苦痛になるのは、複数の悩みが重なって限界に達してしまうからです。

いじめや友人関係の問題は、相談しづらく深刻化しやすいため、早期発見と対処が不可欠です。

こうした状況が続くと、自力での解決が難しくなり、登校意欲を失うケースも珍しくありません。

 

中学生が不登校になる学年別の特徴

中学生が不登校になる背景は、学年によって異なる要因が絡み合っている場合が多いです。新しい環境や学習内容、人間関係への適応度は学年ごとに変化します。

 

ここでは、学年別の特徴を詳しく見ていきます。

 

中学1年生

小学校とは大きく異なる学習内容や生活リズムに適応する必要があり、戸惑いを感じる子が少なくありません。

新しいクラスメイトや先輩との関係作りには時間がかかり、ときには友人関係の変化に不安を覚えやすいでしょう。

また、部活動や宿題などの負担が増え、体力的にも精神的にも疲れやすくなる時期ともいえます。

 

こうした環境の変化にうまく対応できないと、朝起きる意欲を失いがちになり、不登校につながるケースも。

そのため、早めに子どもの様子を観察し、気持ちに寄り添った声かけをすることが大切です。

 

中学2年生

学校生活にある程度慣れてくる一方で、中だるみが起こりやすい時期とされています。

これまで努力してきた勉強や部活動の成果が思うように伸びないと、自分に対する不満や焦りが強まることも。

また、仲間同士のグループが固まりやすく、人間関係のトラブルが起こると一気に深刻化するリスクも高まります。

 

さらに、思春期特有の自我が成長することで、親や教師と衝突しやすくなるケースも少なくありません。

こうした要因が重なると、学校へ行く意味を見いだせなくなり、不登校へと進んでしまうことがあります。

 

中学3年生

受験や進路選択が本格化し、成績や将来の選択に対するプレッシャーが大きくなる時期です。

勉強に打ち込んで成果を出す生徒もいれば、思うように結果が出せずに自己否定感に陥る生徒もいます。

さらに、友人との仲が深まる一方で、受験や進路が異なることで関係に変化が生じることも多いです。

 

家庭や学校の期待を背負うあまり、心身のバランスを崩す場合も珍しくありません。

こうしたストレス要因が重なって限界を迎えると、学校へ足が向かなくなり、不登校の状態へと至ってしまうことがあります。

 

中学生が不登校になる前兆や予兆

中学生が不登校になる前には、生活習慣や態度に細かなサインが現れることがあります。

早めに気づくためにも、以下の2つを解説します。

 

  • 家庭における前兆や予兆
  • 学校における前兆や予兆

 

詳しく見ていきましょう。

 

家庭における前兆や予兆

朝起きられなくなったり、部屋にこもりがちになったりといった、生活リズムの乱れがあげられます。

また、家族との会話を避ける、イライラが増えるなど、精神的に不安定な様子がうかがえることも多いでしょう。

些細なきっかけで感情が爆発しやすくなる場合もあり、いつもと比べて態度や表情が明らかに変わったと感じたら要注意です。

 

親として、まず子どもの気持ちを否定しない姿勢が大切です。

普段からの観察や何気ない声かけを通じて早期に変化を察知し、深刻化する前に対処へとつなげる意識を持つことが望ましいでしょう。

 

学校における前兆や予兆

欠席や遅刻が増えたり、授業中に集中できなくなったりするほか、部活動や委員会活動への参加意欲が急に落ち込むケースがあります。

友人関係に関する悩みを打ち明けなくなり、家に帰ってからも学校の話題を避けるようになることも前兆の1つです。

さらに、成績の急激な低下や提出物の滞りが見られる場合、何かしらのストレスを抱えている可能性が考えられます。

 

こうしたサインを察知したら、親としては「なぜできないのか」よりも「何に悩んでいるのか」に目を向けましょう

学校の教師やカウンセラーと連携を図りながら、子どもの心の負担を軽減できるようにサポートしていくことが重要です。

 

不登校の中学生へ親ができる対応

不登校の中学生には、学校に行きづらい理由がそれぞれにあります。

しかし、親としてまず子どもの気持ちに寄り添い、無理に登校を促すのではなく、安心できる環境を整えることが大切です。

 

ここでは、以下の具体策について解説します。

 

  • 「学校を休んでもいい」と伝える
  • 努力を認める言葉を伝える
  • 子どもの話に耳を傾ける
  • 学校と連携をとる
  • 保健室登校を提案する
  • 不登校支援をしている団体に相談する
  • 学校以外の学びを提案する

 

それぞれ見ていきましょう。

 

「学校を休んでもいい」と伝える

子どもが学校を休みたいといい出したとき、「休んでもいい」と親が言葉にすることで、追い詰められた気持ちが少し和らぐ場合があります。

これは甘やかしではなく、子どもの不安を認めてあげる一歩です。

子どもは自分の苦しさを理解してもらえたと感じれば、心を開きやすくなります。

 

また、無理な登校を強いられない安心感が生まれることで、将来的な再登校の選択肢を視野に入れやすくなるでしょう。

大切なのは、「休んでもいい」と伝えつつ、なぜ学校に行きづらいのかを一緒に考える姿勢を示すことです。

こうした対話が進むと、子どもは徐々に自分の気持ちを整理し、次の一歩を踏み出すきっかけを得やすくなります。

 

努力を認める言葉を伝える

不登校の子どもは、成果が目に見えにくい状況に置かれがちです。

そのため、少しでも前向きに行動しようとした際にその努力を評価し、「頑張ってるね」と声をかけることが大切です。

子どもは自分の努力が周囲に伝わっていると実感できれば、自信を取り戻しやすくなります

 

また、学校以外の場所で得た経験やスキルを褒めることも、自己肯定感の向上につながります。

結果だけではなく、努力する過程そのものを褒める姿勢が、子どものモチベーションを維持する大きなカギとなるでしょう。

小さな成果でも認めることで、子どもが自分の力を信じるきっかけを与えましょう。

 

子どもの話に耳を傾ける

子どもが悩みを打ち明けようとしているとき、最後まで話を聞くことを意識しましょう。

途中で意見を差し挟んだり、否定的な反応を示したりすると、子どもは心を閉ざしてしまいます。

「そうだったんだね」「つらかったね」など、受容の姿勢を示す言葉が大切です。

 

ときには子どもの気持ちに共感しつつ、本人が自分なりの答えを見つけられるような質問を心がけると、有効な対話に発展しやすくなります。

まずは安心できる空間を作り、子ども自身が自分を肯定できるようなコミュニケーションを心がけましょう。

耳を傾ける態度そのものが、子どもにとっては大きな励みになります。

 

学校と連携をとる

子どもの不登校が続いている場合、保護者だけで解決しようとせず、学校側と連携をとることが大切です。

担任の先生やスクールカウンセラーに、子どもの現状や家庭での様子を共有し、サポートを依頼しましょう。

学校側も実情を知ることで、子どもに合った登校形態を柔軟に検討できる場合があります。

 

また、保健室登校や別室登校など、子どもが無理なく通える方法を模索することも大切です。

保護者・学校・子どもが同じ方向を向いて取り組むことで、安心して再び学校とのつながりを築ける可能性が高まります。

必要に応じて教育委員会や専門機関と連携を図る選択肢も検討し、状況に応じた柔軟な対応が望まれます。

 

保健室登校を提案する

保健室登校は、自分のペースで学校へ足を運ぶための選択肢です。

クラスとは別の落ち着いた空間を利用できるため、集団生活への不安が強い子どもでも通いやすい環境が整います。

保健室の先生やスクールカウンセラーが近くにいることで、急な体調不良や精神的ストレスを感じた際にもすぐに相談できる点が大きなメリットです。

 

ただし、保健室登校は一時的な支援策であることを忘れず、子どもの様子を見ながら無理のない範囲で登校を継続させることが大切です。

焦らずに少しずつ慣れていけば、いずれクラスに戻る意欲が湧いてくる場合もあります。

 

不登校支援をしている団体に相談する

不登校経験のある子どもや、保護者を支援する団体を活用するのも有効な手段です。

これらの団体は、不登校に関するノウハウや相談事例を豊富に持ち、専門家や経験者がアドバイスをしてくれます。

 

たとえば、個別のカウンセリングや小規模の勉強会、保護者向けセミナーなど、多彩なサポートを提供しているケースもあります。

同じ境遇にある保護者同士で情報交換することは、孤立感を和らげるだけでなく、具体的な対策のヒントにもつながるでしょう。

1人で悩まず、こうした外部の力を借りながら、子どもにとって最適な対応を一緒に探ってみることが大切です。

 

学校以外の学びを提案する

不登校の子どもは、学校に通わない間に学習面での遅れや社会性の低下を心配しがちです。

しかし、学びの場は学校だけではありません。フリースクールや通信制学習など、多様な選択肢が存在します。

 

また、オンライン学習やプログラミングスクールなど、インターネットを活用した学びの形も広がっています。

大切なのは、子どものペースを尊重しながら、将来の可能性を広げてあげることです。

学校以外の学びを視野に入れることで、自分に合ったやり方を見つけやすくなるでしょう。

関連記事:不登校特例校とフリースクールの違いとは?特徴を解説

 

親自身がリフレッシュすることも大切

不登校の状況が長引くと、親は子どものことを優先しすぎるあまり、自身の心身を振り返る余裕を失いがちです。

しかし、適度にリフレッシュしてストレスを軽減しなければ、親子ともに疲弊してしまう可能性も。

以下を意識して自分をケアしながら、子どもと向き合えるよう整えましょう。

 

  • 趣味や運動など1人で気分転換できる時間を作る
  • カウンセリングや友人のサポートを受け、悩みを共有する

 

そうすることで、親自身が心に余裕を持て、子どもの問題にも冷静に対応しやすくなります。

自分が健康であることで、より柔軟な考え方や支え方を見つけやすくなる点も見逃せません。

家庭内の空気を和らげるためにも、親自身の笑顔は大きな役割を果たします。

関連記事:不登校の親の気持ちと親が試したいストレス解消法、メンタルケア法

 

まとめ

不登校の中学生を支えるには、原因や前兆を理解し、親子ともに無理をしない姿勢が大切です。

小さな一歩を積み重ねることが、子ども自身の自信回復や将来の可能性につながります。

 

そこでおすすめしたいのが、東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)対象の認定フリースクールである「アソマナ学園」です。

自然から学ぶ「海の自然学校」が前身となり、ICT教材「すらら」とプログラミングを組み合わせた独自のカリキュラムで、お子さまの学びをサポートします。

 

不登校カウンセラーや心理士が常駐し、保護者の方も安心して相談できる環境を整えておりますので、ぜひ一度アソマナ学園へご相談ください。

監修者

非営利活動法人アソマナ代表理事太田樹男

太田 樹男 理事

日本で初めて障害者のダイビングスクールを開校し800名以上の障害者の人達にダイビングを提供。
海の自然学校アソマナ学園で障害のある子供たちとの触れ合いを通じて運動による発達支援プログラムを提供。その後保護者の方達の要望により学習支援も開始。
現在『フリースクールアソマナ学園』、『アソマナアカデミー』、『アソマナアカデミーランゲージスクール』、『海の自然学校「勇気と希望の教室」』、『障害者ダイビング指導団体HSA JAPAN』を主宰。

有限会社エス.イーエー代表取締役

特定非営利活動法人アソマナ代表理事

特定非営利活動法人HSA JAPAN代表理事

特定非営利活動法人JSC 理事

潜水捜索救難協会 代表理事

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フリースクールアソマナ学園は子供達の学びを支援をするスクールです。 アソマナ学園 オープニングボランティアスタッフ募集 不登校学習支援や勉強が苦手なお子様に向けての多方面からの学びの支援を行います。現在は登録ボランティア

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