子供たちの次の一歩のために:
教室内の増改築で個別支援の充実を図りたい
オンラインからスクーリングに!
ステップアップする子供たちの居場所を提供したい
最初はオンラインスクールでも「顔出しができなかったり」、「決めらていた時間にオンラインできなかったり」と日々葛藤がある中、サポートするコーチは例え1分でもお話し出来ることを待ち信頼関係を子供達と構築してきました。
今ではそうしたオンラインの子供達も顔出しはもちろんスクーリング生との交流行事にも参加してくれています。
子供達は元々は家から外へ出たり、誰かと顔を合わせるのも怖いと思うこども達も多く、フリースクールに行くという決断をするのも大きな勇気が必要だったのです。
ICTを使ったオンラインでのサポートをメインにしていたアソマナは今では殆どの子供達がスクーリングに来るようになりました。
急激に増加したスクーリング生の居場所を充実させたい、こども達がネクストステージとして一歩を踏み出せる居場所として安心できる環境を作りたいと思います。
増え続ける不登校の児童・生徒数
令和2年度の文部科学省の調査では、全国で19万人以上の児童生徒が不登校の状態にあります。
埼玉県では令和2年度では不登校児童生徒数8,934人(8前年度比8.0%増加となり、社会全体で取り組まなければならない課題となっています。
そんな中、学校に行けない・行きづらいと感じている子どもたちが安心して過ごしたり勉強できる場が『フリースクール』です。
全国で300カ所以上あるフリースクール。活動内容に特に決まりはなく、各フリースクールの特色を活かしながら活動を続けています。
埼玉県でも主だったフリースクールはありますが、まだまだその数は不足しており、不登校の子どもたちが学校以外の場所とつながれずにいます。
障害者ダイビングのパイオニアからフリースクール設立
はじめまして、NPO法人アソマナ 代表理事の太田樹男です。
こどもたちには「みきさん」と呼ばれています。
アソマナ®︎は、埼玉県さいたま市に拠点があります。元々私たちは障害児・者のダイビングを始めとする「アソマナ海の自然学校」を1998年より運営していました。将来的には南の島で山村留学できる場所を準備し、こども達が自分の未来に踏み出せる居場所を提供したいと考えていました。
2018年「アソマナ海の自然学校」に参加された保護者の方達からの要望もあり「フリースクール・アソマナ学園」を立ち上げ運営し、こども達のありのままを認め、受け入れる場所をつくっています。
海を通じてセラピー
アソマナ学園はダイビングや,ドルフィンプログラムなどを通じて子供たちの元気を取り戻しています。1年を通してできる海洋セラピーは短期間で驚くほど効果があります。心理師やダイビングインストラクターが中心となりプログラムを実施しています。
フリースクールを設立してまだ3年半あまりのアソマナ学園ですが、さいたま市のみなさんにご理解を頂き、子どもたちも日々活動を続けています。
おかげさまでサポートする子供達は「自らの力で判断し行動」ができるほどにみんなが力をつけ、学校に自らの意思で復学する子達も多くなり、私たちも驚いています。私たちは「子供達にとって今何が一番大切なのか?」を日々考えています。そして行き着いた答えは「アソマナに来て楽しい!」「ここに来てよかった!」って思える支援をやろうでした。「日本一子供の笑顔が見られるフリースクール」を目指して海の自然学校で培ったノウハウで自身のなかった子供達に勇気と希望を与え続ける存在でありたいと考えています。
早急に解決しなければいけない課題もあります
子供たちのサポートでは絶対的な自身もあります。それを裏付ける目安の一つとして「さいたま市教育委員会 フリースクール等協議会」の評議委員でもあり、県や近隣教育委員会からもアソマナの支援を見学に来られます。そんなアソマナ®︎ですが早急に解決しなければならない2つの課題があります。
1つ目は運営資金の枯渇。アソマナ学園の運営資金の不足分は個人資金の持ち出しで運営しているのです。もともとフリースクールは任意の活動となるため、行政からの補助金や助成金は一切ありません。
全国のフリースクールの運営は、みなさんからのご寄付や民間で応募している助成金頼みなのが現状です。
充実したプログラムも多くの応援する仲間達と作成
アソマナのプログラムメニューは豊富です。英会話プログラムはオンラインで外国人の先生と会話したり、プログラミング教室は自身でも教室運営する友人がサポートしてくれたり、運動プログラムは仲間の理学療法士が監修したプログラムで体育館でのボール運動やアスレッチクなどで運動療法を実施。夏の時期はスイミングなどのプログラムも行います。こうして多くの友人、知人の協力の元でアソマナの支援プログラムは出来上がりました。
2つ目は生徒数が増加し待機生徒もでる程になり、教室も手狭になり個別の支援ルーム増築が喫緊の課題となっています。
個々の悩みを抱える子供たちが、安心して学びを得るには個別の支援ルーム設置がどうしても必要になります。現在は簡易的なパーテションで区切り、個別支援ができるようにしていますが、この状態では声も漏れてしまい出入りも自由な状態なので、個別支援が必要な子供たちに影響が出てしまいます。
そこで新たに教室内を造作をして新しい支援ルームを設置する必要があります。
元々ダイビングスクールだったスペースを解放しスタートしたアソマナ学園でした。しかし、個人での資金の持ち出しも限界もあり、新た移転や教室内造作費用まで資金が回らない状況です。
このままでは、希望を持ち待機している子供たちや、今通っているフリースクール生の学びにも影響が出てしまいます。今アソマナ学園に来ている子どもたちは、外に出られず家にこもったり、誰にも相談できず孤立したり、学校以外の居場所を求めて様々な場所を探したり、と壮絶な経験を経てここにつながった子も少なくありません。
アソマナに来ている子たちや、さいたま市で居場所を必要としている不登校の子どもたちのためにもフリースクールの環境も整備して行かなかればいけません。
全面改築してより子供達が快適に過ごせる場所にしたい
個別相談室(=個別支援のためのルーム)を充実させる計画です。
発達に凸凹のある子ども達は時には静かに落ち着いた空間が必要なケースが多く、
落ち着いた空間でスキルトレーニングなどを実施する事でより効果の高いサポートができます。
なぜ個別の支援が必要なのか
私たちアソマナ学園に通ってくる子供たちの多くが発達に凸凹のある子供たちです。
入校と同時に子供たちの支援計画を策定します。少し専門的になりますが、通常はその子供の行動等を見て判断し相対的に支援計画を決定しますが、私たちは(公社)子供の発達科学研究所のアテンダント資格保有者が子供たちの発達や学びについて科学的根拠に基づき正しい知識と具体的な支援方法を策定して行きます。
不登校になった原因よりも子供たちの何が苦しみで生きづらさを感じているなど「今ここ」の状況を理解し支援を行っています。
個別学習サポート
個々に対応した学習のサポートでは無学年式で行っています。テスト点数を上げる学習ではなく学習の土台を作ることを中心としてサポートしています。
発達に凸凹のある子ども達は時にはイライラがとまらなかったり、静かに落ち着いた空間が必要だったりします。
落ち着いた空間でソーシャルスキルトレーニングなどを実施する事でより効果の高いサポートができます。
入校する子供達の多くが個別支援が必要な状況
学園設立当初からオンラインでのフリースクールを展開しましたが、3年半の経過からより子供達に必要な支援は、スクーリングでの個別支援だとわかり心理職スタッフを配置したり、認知行動療法などの研修も多く取り入れ実践しています。
入校してきた子供たちの中にはひどいイジメがあり、学校に行くどころか誰の事も信じることができず、最初に会った時は会話もできず手が震えている状況でした。
複雑に絡まる糸を一つひとつ丁寧にほぐす様に私たちは最初は音楽療法を導入しました。まずは音楽で私たちの気持ちを伝えて行きました。保護者同伴での数回のスクーリングで保護者さんを通じて初めて自分の好きな曲を教えてくれました。
音楽療法にはアソマナ学園のスタッフでもあるピアニストの先生やプロのシンガーでもある先生が魂を揺さぶる歌声と音楽で子供の顔を上げさせたのです。
そして今では元気に一人でも通える事ができる様になり、みんなとたくさんお話をし学習にも取り組んでいます。回復までに要した時間は2か月程度でした。
アソマナの音楽療法
先生の演奏するピアノや歌などを聴くだけではなく実際にセレトニンの分泌を促すために太鼓を叩いたり手を叩いたり身体を使いリズミカルな動きを取り入れています
個々の特性を理解したサポートで「自己効力感」が著しく向上
個別支援では「共感的理解」「自己一致」「無条件の肯定的理解」で寄り添うことが重要です。
子供達に対する傾聴はコーチとの信頼関係の構築で支援が大きく変わります。オンラインや大人数での支援では見えてこない子供たちの本音が現れてきます。語れない子供達には非言語からのコミニュケーションを大切にしています。
コーチとのマンツーマンで得た小さな自信の積み重ねが子供たちの、「やればできる」を生み出し自分から「こんな事をやってみたい」「チャレンジしたいに」繋がるのです。
スモールステップですが積み重ねが大きな変容になってきます。これこそが子供たちに一番必要な学びだと私たちは考えています。
特性を理解する支援
ソーシャルスキルトレーニングも含めて支援を行っています。子供たちの出来たをスモールステップで感じる様に得意を見つけるサポートを行っています。
充実した個別サポートのために環境が大切
こうして支援を行っていくなか、子ども達も増え教室も手狭になってきました。移転する事も考えていましたが予算もかかり今ある環境の整備に着手する事となりました。
しかし、私みき1人の力では、もう限界なのです。別事業として運営していますダイビングスクールもコロナ以降売り上げも激減し当時の売り上げ回復にはまだ数年かかると思っています。
アソマナ学園を応援し、私が主催するダイビングツアーに足繁く通ってきて頂くお客様の中には「自分には直接お手伝いは出来ないけど少しでもダイビングを通じて売上に貢献できれば」など本当に嬉しいお言葉をいただき感謝しております。
ダイビングで得た利益を現在はアソマナ®︎に寄付する形で運営しているのです。
ご利用いただいている人や応援していただける人達には感謝の気持ちしかございません。
でも、もう少しだけお力を
いただけないでしょうか
今後サポーターとなり、
私たちと一緒に
アソマナ学園を創って
いただけませんか?
ソーシャルスキルトレーニングを行って、
「してはいけないこと」、「した方がいいこと」
などの日常生活で大切なことを積み重ねて行くために。
そんな子供達の大きな成長環境を一緒に作っていくために、
応援をどうぞよろしくお願いします!
資金使途
ご支援いただいた費用は、以下にて大切に使用させていただきます。
・備品購入費 50万円
・教育カリキュラム 30万円
2023年4月からは利用料で自主運営できるように進めていきます。
支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、
目標金額分を自己負担するなどして、フリースクール内部を改築します!
ご協力宜しくお願いいたします。