アソマナドルフィンセラピープログラムは生きる力を取り戻す!

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6月5日(日)梅雨時の曇り空の中、アソマナ学園に通学する中学2年生Yさんがアソマナドルフィンセラピープログラム(ADSP)を受講しました。

アソマナドルフィンセラピープログラム(ADSP)とは、カウンセラーと一緒にイルカとの触れ合いを通じて様々な症状の改善を目的とした動物介在療法の一種です。

Yさんは学校での対人問題があり、対人恐怖症になり人、本来の明るい笑顔も消え家族とも話す事ができない日々が続いていました。アソマナ学園に入校した時は少し症状も落ち着き少しづつ会話も出来る様にはなりましたが、通い始めた当初は顔も上げられず震え、同行した母親とはひと時も離れることができず、母親を通じての会話が精一杯でした。

この状況から心理士が支援計画を作成し、当初は音楽療法からスタート、幾重にも絡まっていた糸をほぐすように慎重にアプローチ行いました。音楽療法や傾聴をづつける事で「自己効力感=セルフエフェカシー」が高まり勉強や外出の意欲が出てくるようになってきました。さらにYさん自身の「生きる力」を高めるためにドルフィンセラピープログラム(ADSP)を実施しました。

ADSP当日、到着したときは、少し緊張した様子も見受けられましたが、海の景色を眺めたり、写真を撮ったりなどしながら少し落ち着きが見られるようになりました。ドルフィントレーナーからイルカの生態などのレクチャーを受けた後はいよいよADSP開始です。

ウエットスーツを着用後イルカが待っている生簀へ移動。まずはイルカとの触れ合いからスタートしイルカ達と仲良くなってもらいました。

イルカたちは自分達の海を守るかのように、海に浮いているプラスチックやビニール袋などを咥えて持ってきてくれるなど、Yさんはイルカたちから環境についても学ぶ事ができました。。

ADSPドルフィンセラピストは海のプロでもあります。シュノーケリングの準備をし、イルカと一緒に泳ぐためにYさんを海に誘導します。

少し緊張している面持ちのYさんでしたが、ドルフィンセラピストにサポートしてもらい、すぐにイルカと海の中で遊べるようになりました。

背びれを近くに寄せてくれるイルカたちにしっかりと捕まって一緒に泳ぐなど、なかなかできない体験に笑顔が生まれていました。

満面の笑みを浮かべるYさんがとても頼もしく、一緒に同行した先生や保護者の方もとても感動し涙が出てしまいました。

ここでADSPは終了となりますが乗船体験にもチャレンジしました。

「Yさん大丈夫?」と聞くと、「お母さんが居なくても1人で頑張る‼」

伊東の海を周遊しました。漁船なのでちょっと乗り心地は良くなかったけれど、とてもいい経験ができたようです。

プログラム終了後はおいしい海鮮丼をみんなで食べて、家路につきました。

 

アソマナ学園に来た時当初では考えられないほどとても頼もしくなったYさんに感動した1日でした。その後のYさんは一人で通学し積極的にお友達とお話をし、ライブ会場まで足を運べるようになりました。まだ不安なことはたくさんあるようですがそれでも自分の力で勇気を出して歩んでいける事ができるようになってきました。