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小学生〜高校生までの不登校や発達障害の学習支援を行っています!

小学生の我が子が不登校になり悩んでいますか?

男女平等の現在は昔に比べれば大きな差はありませんが、それでも今なお母親の方が子どもと接する機会は多いのが一般的。多くの母親は、不登校になった我が子とどのように関われば前向きな解決への道が開けるのか悩んでいます。

この記事では、不登校の小学生がいる母親の子どもとの関わり方に重点を置いて説明していきます。不登校は決して悪いことではなく、誰にでも起こる可能性があるもの。自分自身を決して責めずに、以下で紹介する関わり方を実践してみてください。

小学生が不登校になる原因

男女共に何不自由なく仕事ができる現代社会では、昔ほど育児の比重が母親だけに偏っていることはありません。

しかし、それでも尚、子どもと接する機会が圧倒的に母親の方が多いという家庭は決して少なくありません。そのため、「もしかしたら子どもが不登校になった原因は母親の私にあるのかもしれない…」と悩んでしまう方もいます。

結論からいうと、子どもの不登校は決して母親だけが悪い訳ではありません。どれだけ元気で活発な子でも不登校になる可能性はありますし、そもそも不登校は一概に悪いことであるともいえません。

というわけでここからは、小学生が不登校になる原因について詳しく解説していきます。

文科省の調査で明らかになった3つの起因

文部科学省の定義によると、30日以上連続して欠席した生徒を不登校とします。

全国の小中高校や教育委員会を対象に調査した結果、2020年度の小学生の不登校は6万3350人で前年度比1万人増という結果となりました。直接の不登校になったキッカケとなる起因は以下の通りです。

  • 学校生活に起因(36.2%)
  • 本人の問題に起因(35.0%)
  • 家庭生活に起因(19.1%)
  • 不明(5.5%)
  • その他(4.2%)

小学生が不登校になる理由は大きく上記3つに分類されます。以下の項目でひとつずつ詳しく解説していきましょう。

学校生活に起因する原因

学校生活に起因する不登校になる原因は以下の通りです。

  • 友人関係がうまくいかない
  • 教師との相性が悪い
  • 勉強についていけない
  • 部活動が面白くない

学校生活に起因して不登校になる原因は、学校生活を円滑に過ごせない時に生じる問題です。学校が楽しくなければ行きたくないと思ってしまうのは当然ですよね?

友達が作れない、いじめられている、教師との関係性が悪いなど、学校へ行きたくないと思う何かしらの理由が生じることで不登校になってしまうというわけです。

本人の問題に起因する原因

本人の問題に起因する不登校になる原因は以下の通りです。

  • 病気
  • 精神的な事情

病気という自分自身の問題で学校へ行けない子もいます。また、何となく行く意味を見出せなくて足を踏み出せないという場合も、本人の問題に起因する原因であるといえます。

行きたいと思っているのに行けないというケースは、学校生活がうまくいっていない場合もありますので、学校生活に起因する問題と繋がっているケースも考えられます。

家庭生活に起因する原

家庭生活に起因する不登校になる原因は以下の通りです。

  • 親子の関係を巡るトラブル
  • 家庭内の不和
  • 家庭内の生活環境が急激に変化した

不登校になる原因が家庭生活に起因しているケースで最も多いのは両親の不和です。

小学校は勉強や運動を行うだけではなく社会性を育てる場所なので、急激な環境の変化により子どもの心は疲弊します。唯一の安らぎの空間ともいえる家庭内が両親の不和で居心地の悪い場所であった場合、学校で疲れている子どもの心はどこにいても休まりません。

親子の関係が良好ではない、離婚による生活環境の急激な変化も、子どもにとっては多大なストレスの原因です。家庭生活が子どもの不登校に繋がる可能性もあるということは、母親だけではなく両親が覚えておかなければいけない問題です。

不登校の子どもに母親はどう接する?おすすめの関わり方を紹介

まず覚えておいてほしいのが、小学生の子どもが不登校になること自体は決して珍しいものではないということ。また、不登校自体は決して悪いことでもありませんので、お母さまが自分自身を責める必要は一切ありません。

不登校は心の休息です。

大人でも疲れたら休憩しますよね。子どもだってそれは同じ。疲れたら足を止めて休息し、一休みするのは何も悪いことではありません。ここからは、不登校になった小学生の子どもを持つ母親の関わり方について詳しく解説していきます。

休んでも問題ないことをしっかりと伝える

まずは第一のステップとして、子どもにしっかりと「学校を休んでも問題ない」ということを伝えてあげてください。

子どもが不登校になれば当然親御さんは心配になります。しかし、それと同じ位に子どもだって心配なんです。このまま休み続けても大丈夫なのか、不登校になってしまって将来は大丈夫なのかと考える子もいるでしょう。

不登校で学校へ行っていない間にさらに自分自身を責めてしまわないように、まずは学校を休んでも大丈夫だという一言を母親からかけてあげてください

そして、今はしっかりと休んで次のステップへ進むために休もうという言葉をかけてあげてください。母親からの無償の愛は子どもへ伝わります。その結果、お互いに話をしやすい環境を作ることができるようになり、次の前向きなステップへ進めるようになります。

頭ごなしに否定しない

小学生の子どもが不登校になると親御さんは、「怠けている」「情けない」「学校へ行かなくても勉強はしなくちゃダメ」「ゲームばかりするな」と頭ごなしに子どもがする行動を何でも否定してしまう傾向にあります。

しかし、それではいけません。前述したように不登校になる可能性はどんな子でもあり、そもそも不登校自体はそこまで悪いことではありません。

頭ごなしに否定するのではなく、子どもの話にしっかりと耳を傾けたうえで違う提案を母親からしてあげてみてください

  • オンラインで勉強をする方法もある
  • たまには外に出て一緒に散歩してみよう
  • 料理の勉強をしてみるのはどうかな

まずは子どもが何をしたいのかをしっかりと聞き、話を聞いたうえで自分で提案できる他のアイディアを提供します。

たとえば今の世の中、勉強はしたいけど学校へ行きたくないという子どもに対してはオンラインで勉強を進められるサービスも数多くあります。

子どもの話に耳を傾けることで、大人でしか提案できない目から鱗の提案を出してあげられるかもしれません。

自信をつけさせてあげる

不登校になる原因として多いのが「勉強ができない」「他の人より劣っている」という自信の喪失があります。

自己肯定感は両親や周りの対応で強くできます。子どもと触れ合う機会が多い母親が常に子どもを褒めたり、興味を持っている事柄を積極的に体験させてあげたりすることで、子どもは自分に自信を持っていきます

自分自身が行動すれば変わるという意識を植え付けさせるためにも、不登校になったからといって何もさせないのではなく、興味を持っているさまざまなことを経験させてあげてください。

まとめ

不登校の小学生がいる母親の関わり方について紹介してきました。

不登校の原因でも説明しましたが、子どもが学校へ行かない理由で母親が影響しているケースは決して少なくありません。しかし、母親が悪いわけではありません。繰り返しになりますが不登校は心の休息なので、前向きに捉えてポジティブな気持ちで考えるようにしてください。

無学年方式の授業を採用している『アソマナ』では、学年や学力に関係ないプランを構成して子どもに勉強を教えるため、授業についていけない子どもでも安心です。

また、学校と連携を取ることで不登校でも出席扱いとなりますので進学にも影響はありません。

不登校でも勉強はさせたい、同年代の子どもと関わり合いを持つ場が欲しいと考えている方は、オンラインとスクーリングの両方で休学中のさまざまな悩みを解決できるアソマナでご連絡くださいませ。